WPS Cloudってなに?にお答えします。できることをカンタン解説!
目次
結局どんなサービスなの?とご意見をいただくことが多くなってきたWPS Cloud。本記事では、同じくキングソフト株式会社が提供するWPS Office 2との違いに触れながら、それぞれの製品の特徴をご紹介します。
WPS Cloud(Office)シリーズについて
キングソフト株式会社が提供する「WPS Cloud」と「WPS Office 2」は、文書作成、表計算、プレゼンテーション作成などのアプリケーションを中心としたサービス(製品)です。
これらのアプリケーションはさまざまなオフィス関連の作業を効率的に行うことができ、総合して「オフィスソフト」と呼ばれています。
- WPS Writer(文章作成ソフト)
WPS Writer(ライター)は、テキスト文書を作成、編集、フォーマットするためのワープロと呼ばれるソフトウェアです。文章の作成や編集、書類のデザイン、スタイル設定などが行えます。他の代表的なワードプロセッサとしては、Microsoft Word、Google Docs、LibreOffice Writer、などがあります。 - WPS Spreadsheets(表計算ソフト)
WPS Spreadsheets(スプレッドシート)は、表形式でデータを整理し、数値計算やデータ分析を行うためのスプレッドシートと呼ばれるソフトウェアです。数式や関数を使ってデータを処理し、グラフやチャートを作成することもできます。他の代表的なスプレッドシートソフトウェアには、Microsoft Excel、Google Sheets、LibreOffice Calc、などがあります。 - WPS Presentation(スライド作成ソフト)
WPS Presentation(プレゼンテーション)はスライド形式のプレゼンテーション資料を作成するためのプレゼンテーションと呼ばれるソフトウェアです。テキスト、画像、グラフ、アニメーションなどを組み合わせてプロフェッショナルなプレゼンテーションを作成できます。他の代表的なプレゼンテーションソフトウェアには、Microsoft PowerPoint、Google Slides、LibreOffice Impress、などがあります。
WPS CloudもしくはWPS Office 2を購入すると基本的には以上の3つのソフトを使えるようなります。
「WPS Cloud」も「WPS Office 2」もどちらも
「オフィスソフトが使えるサービス」です!
WPS Cloud まずは無料でアカウント作成
WPS Cloud独自の機能
WPS Cloudは前述の通り、「オフィスソフトが使える」という部分がサービスのメインではありますが、WPS Office 2シリーズとは違った側面を持っているのも魅力です。ここからは、WPS Cloud独自の特徴について解説していきます。
クラウドストレージ
WPS Office 2に無い機能として挙げられるのが「クラウドストレージ」です。WPS Cloudであれば、クラウドストレージを使用することができるので、作成したオフィスファイルの保存はもちろんのこと、写真や動画などの保存などでも利用することができるので、プライベートシーンでも活躍します。
無料アカウントであれば容量1GBまで、プレミアムプランであれば20GBまでの容量を利用することができます。また、このクラウドストレージがあることで、WPS Cloudは共同編集も可能です。
クラウドストレージについて詳しく知りたい方はコチラ!
→クラウドストレージを解説!選び方とWPS Cloudのおすすめな使い方をご紹介
PDF編集
PDF形式のファイルを編集することができます。テキストの新規追加やハイライトの挿入、コメントの追加、署名といった直接編集と呼ばれる機能はもちろんのこと、ファイル変換、署名、結合・分割も行うことができます。
PDFファイルを編集可能な点により、公的な契約書などをオフィスソフトで編集し、その後PDF形式に変換する手順がスムーズになります。たとえPDFファイルに修正が必要な場合でも、オフィスソフトを用いてファイル形式を変換する手間を省くことができます。WPS Cloudを使用することで、PDFファイルを直接編集できるため、煩雑な変換作業が不要となり、一連の作業を容易に行えるようになるのです。
その他の機能としても、PDFファイルを圧縮して容量を下げることができたり、PDFファイルにパスワードをかけることができたりと、便利な機能を数多く搭載しています。
PDF編集についてはコチラの記事でも紹介しているので気になった方はチェックしてみてください!
→<PDF⇔Word>ワードをPDFへ、PDFをワードへ変換する方法まとめ
サブスクリプション
WPS Office 2との大きな違いとして料金形態が挙げられます。WPS Cloudは、サブスクリプションという課金形態での利用が可能です。※公式オンラインショップでは引換コード(買い切り版)も存在します。WPS Office 2は一度の購入で永続的に使用することが可能ですが、WPS Cloudの場合、1年版と6ヶ月版でプランが分かれており、それぞれ月額課金が必要となります。
利用料金は6ヶ月版が2,520円(税込)、1年版が4,560円(税込)です。1年版で計算すると、ひと月380円でオフィスソフトとPDF編集とクラウドストレージ20GBを使い放題なので、かなりお得な料金内容です。
こんな人におすすめ
WPS Cloudにできること、WPS Office 2シリーズにできることをお分かりいただけたと思います。機能差については分かったものの、一体どんな基準で選べばいいの?そんなあなたに選ぶ基準をお教えします。
こんなあなたは…WPS Cloud
- オフィスソフトをプライベートで一時的に使いたい
- チームでファイルを共有して使いたい
- 写真や動画を保存したい
こんなあなたは…WPS Office 2
- 仕事用として永続的に使いたい
- PDF編集はおおまかにできれば良い
- オフラインで使いたい
まとめ
ここまでの解説でWPS Cloudの疑問が少しでも解消できたなら幸いです。WPS Cloudはサポートページや製品ブログなども充実しています。さらに詳しく知りたい方は、ぜひこの機会に気になる記事を読んでみてください!